2018年4月1日日曜日

読んだ本2018メモ

読書のメモです

技術書


■良いコードを書く技術

かんたんな内容で、パラパラ読んで終了。

■Googleを支える技術 西田圭介

2008年の本なので10年前のものだが、興味深かった。Googleの出した論文を解説する形式で、検索、分散サーバ、ストレージ、設備構成、などについて書いてある。既存の技術(オープンソースや安価で手に入りやすいデバイス)を使うものの、その性能が引き出せるように独自の技術をプラス、あるいはマルティプルするということだった。

異常検知をやっている身としては、デバイスは「使われはじめた段階で壊れやすいものは壊れる」「どこで使われたかで壊れやすさが決まる(つまり製造ロット次第)」というのが面白かった。やっぱりそうですよね、と。

■ゼロからつくるDeepLearning

とりあえず人とおり読みました。コードも途中までは写しました。ディープラーニングの話になるのは最後の章だけなのですが、そういうもんですよね、と思いました。おおむね「ニューラルネットワーク」の話というわけ。ディープラーニングは何がディープ?かを答えられるようになればよいのではないかと。

■統計学入門 東京大学出版会

シリーズ3冊とも買って、1、3はとりあえずパラパラ読みました。検定や推定の話が非常にわかりやすく説明されていてグッド。ネットに載っている解説は少しわかりにくい気がします。


一般書籍 


■政府は必ず嘘をつく 堤未果

メディアが操作されているとかそういう話。インタビューした人と写真を撮って載せる意味はあるんでしょうか。信憑性が出るということなんでしょうか。

 気になったのは、ツイッター他のネットのモニタリングの話。

モニタリングはアサツーディケイが受注していたらしい7000万円でどういうシステムなんでしょう。

東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請 
 
平成23年度原子力安全規制情報広聴・広報事業(不正確情報対応)

■日本は世界1位の政府資産大国 高橋洋一

政府が資産を積極的に公開していない(公開はしている)という話。天下り先の法人を作るためだったり、土地を用意していたりするとのこと。国債の話を知りたくて買ったのだが、あまり役に立たず。けっきょく資産600兆円負債1000兆円で400兆円のマイナスだけど、それを返す方法は何も提示されていない。課税権と書かれているが・・・。難しい。


■経済大国インドネシア

特にインドネシアに興味があったわけではないのですが、読んでみました。

--メモ--

インドネシアは25%がイスラム教徒(約2億人)だが、国教ではない。寛容性の現れ。

人口ボーナス

年少人口(0-14歳)
生産年齢人口(15-64歳)
高齢人口(65歳以上)

に分けて、生産年齢人口が総人口に占める割合が上昇していく局面のこと。つまり、働いたて税金を払う人口が増えていく局面。インドネシアは1970年〜2030年と見られている。
日本は1930年〜1990年。グラフがネット上にもいろいろある。

国際NGOトランスペアレンシーインターナショナルが発表する汚職指数によると、インドネシアの2010年で179カ国中110位。

 ■ウルトラ・ダラー

途中で挫折。

■パナマ文書 渡邉哲也

途中で挫折。

■日本のいちばん長い日

挫折。XXXXXとYYYYは言った。というのが耐えられませんでした。

■失敗の本質

旧日本軍の敗戦からマネジメントで失敗していた点を論述する本。歴史の勉強にもなりました。

・敵より自分が優位だと思い込んでいた
・反対意見に耳を貸さなかった
・失敗から学ばなかった
・軍上部でお仲間的な人事がなされていた

というところでしょうか。

■税金を払わない巨大企業

元国税庁のトップだった人が書いた本。税金を合法的に払わないでよくするには〜といろいろな手法があるようです。メガバンクの実効税率は非常に低くなっています。海外の子会社からの配当は益ではないので課税対象外ということでした。いろいろ独自に調べてデータを出しているのですが、結局のところ、合法なんですよね・・とほほ。という感じでしょうか。

しかし、この本が出たあとにタックスヘイブンでいろいろ問題になっているようですし、オランダの子会社に資産を移したときに低く見積もったといってパナソニックは421億円もの申告漏れを指摘されていたりします。なかなか大変ですね。


■池上彰の宗教がわかれば世界が見える

抜粋メモ

「今の日本で死ぬ人は毎年、およそ百二十万人。つまり百二十万件の葬式があるわけです」

日本のおもな宗教と信者数は 文化庁統計に出ている

真如苑は日産の武蔵村山工場の跡地を購入

「法然(浄土宗)や親鸞(浄土真宗)の仏教は、社会の枠組みから溢れる弱者や、厳しい仏門を歩めない人のための仏教ですので、こちらはやや一神教的な性格をもっています。弱者の宗教って、一神教的になる傾向があるんですよ。」

「浄土真宗はもともと世襲が許されておりますけど、他の宗派の多くは一八七二年の太政官布告にある「僧侶、肉食妻帯蓄髪等、勝手タルベシ」以後、世襲が公になっています。これは明治政府が仏教を骨抜きにするための政策だったと言われています」

「古事記は・・・編纂時期が日本書紀のようには証明できないんです。そのため、江戸時代からすでに古事記偽書説があったくらいです。実際に我々が古事記を読めるようになったのは、宣長が三五年もかけて完成した古事記伝という注釈書ができてからと言えます。」

「自爆テロを一般化させたのはレバノンのシーア派組織『ヒズボラ』です。」

ヒズボラ・・・レバノンを中心に活動している急進的名シーア派の政治組織です。ヒズボラとは、アラビア語で「神の党」を意味します。

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