2019年10月30日水曜日

AWSの無料枠って実質的にはいくらなのか

無料枠についての説明は多いのですが、実質何円相当なのか、というのがないので計算してみたときのメモです。基本的には月額(30日)で計算しています。


結論的には、無料のつもりで使い続けると金額が比較的大きいので気をつけるのはEC2とDBでしょうか。あとはSageMakerとかインスタンスを使うものは当然高いです。

EC2の無料枠の計算

750 時間/月の Linux、RHEL、または SLES t2.micro インスタンスの使用

Linuxで計算すると、

t2.micro1変数1 GiBEBS のみ0.0116USD/時間

https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/on-demand/

の表にあるので、0.0116USD * 24 時間 *30 日 = 8.352 USD

これが12か月で100.224USDが無料枠です。

S3の無料枠


5 GB の標準ストレージ  0.023USD * 5 
20,000 件の Get リクエスト 20 * 0.00037 USD
2,000 件の Put リクエスト 2 * 0.0047USD

・・・月額相当 0.1318 USDでした。1年で1.5816USDです。

S3 標準ストレージ
最初の 50 TB/月0.023USD/GB


PUT、COPY、POST、または LIST リクエストリクエスト 1,000 件あたり 0.0047USD
GET、SELECT および他のすべてのリクエストリクエスト 1,000 件あたり 0.00037USD



RDSの無料枠


750 時間/月の db.t2.micro データベース使用 (適用可能な DB エンジン)
20 GB の汎用 (SSD) データベースストレージ
20 GB のデータベースバックアップおよび DB スナップショット用ストレージ

Postgresで


MySQLは0.026USDで10%くらい安い。

24*30*0.028 = 20.16USD/月

241.92USD が年間の無料枠です。


データベースが思った以上に高くつきますね。

Amazon DynamoDB


※無料利用枠は、いつでも毎月無料の枠と同じ。

25 GB のデータストレージ
毎月最初の 25 GB の保管は無料 0.285 * 30 = 7.125USD 相当
それ以降は月額 0.285USD/GB

DynamoDB ストリームからのストリーム読み込みリクエスト 250 万回
25 * 0.0228 = 0.57 USD 相当

毎月最初の 2,500,000 の DynamoDB ストリームの読み込みリクエストは無料
それ以降は 10 万の DynamoDB ストリーム読み込みリクエストごとに 0.0228USD

AWS のサービス全体での合計データ転送 (アウト) 1 GB もともと 0 USD
データ転送送信 (アウト) 1 GB/月まで 0.00USD/GB

https://aws.amazon.com/jp/dynamodb/pricing/on-demand/


Cloudwatch


10カスタムメトリクスおよび10アラーム 0.30 USD
100万件のAPIリクエスト 10USD 

ダッシュボード 毎月最大 50 個のメトリクスに対応するダッシュボード 3 個 * 3 = 9 USD


アラーム 10 件のアラームメトリクス (高分解能アラームには適用されません) * 0.3 = 3 USD

ログ 5 GB データ 0.033 USD * 5 = 0.165 USD

イベント カスタムイベントを除くすべてのイベントが対象

SageMaker


※初めて SageMaker リソースを作成した最初の月から 2 か月間

モデル構築のためのノートブック利用に t2.medium または t3.medium インスタンスを 1 か月あたり 250 時間
0.0608 USD

トレーニングに m4.xlarge または m5.xlarge インスタンスを 50 時間
0.361 USD

リアルタイム推論とバッチ変換用の機械学習モデルのデプロイに m4.xlarge または m5.xlarge インスタンスを追加で 125 時間
1.445 USD

あまり性能の高いインスタンスではないので安いです。


AWS Lambda

毎月無料枠

1,000,000 件のリクエスト/月 0.2 USD 相当

400 GB-秒 1 か月あたりのコンピューティング時間。0.00666668 USD相当

https://aws.amazon.com/jp/iot-core/pricing/

AWS IoT Core 

接続時間 2,250,000 分
メッセージ 500,000 件
レジストリまたはデバイスシャドウのオペレーション 225,000 回
トリガールール 250,000 件、実行アクション 250,000 件
例えば、50 台のデバイスを使うワークロードを実行する場合、無料利用枠では各デバイスを以下のように使用できます。
毎日 24 時間接続
1 日あたり 300 件のメッセージ交換 (メッセージサイズが 5 KB 以下の場合)
1 日あたり 130 回のレジストリまたはデバイスシャドウオペレーションの実行 (レジストリまたはデバイスシャドウのレコードサイズが 1 KB 以下の場合)
アクション 1 件を実行するルールの 1 日あたり 150 件の実行 (処理するメッセージサイズが 5 KB 以下の場合)

Amazon Lightsail


3.5 USD 相当が 1か月無料


Elastic Load Balancer

0.0243USD/Application Load Balancer 時間 (または 1 時間未満)
0.008USD/LCU 時間 (または 1 時間未満)

ちょっと細かいのであとで







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